国威掲揚・鼓舞・目標・結果・プロパガンダ

光渦まく広場
あやしげに光る夜の天安門広場。いつもは広さを感じる場所なのだが、こんな光景、見たことがない。

鯉と麦
早くも、「何だあれは…」という出し物が見える。

光の帯は天安門まで
遠くに目を向けると、警備兵と天安門。向こうの方も青や赤に怪しく光っている。

入場希望の群衆
天安門広場に入ろうとする人々。このあと、X腺検査を受けて広場の中に入ることができる。

前門付近
さて、入ってみたものの、ものすごい人出。とりあえず、手前からどんどん見ていこう。前門と毛主席記念堂の間だけでもかなりの数が見える。

豊作と鯉
南東の入口から一番近いところに飾られていた、どうやら豊作と国家成長を意味する出し物。中国は南部を除いて麦作を基本としている。つまり、豊作=麦をイメージする。また、鯉は動植物の吉祥文様の中でも位置づけが高い。黄河を何度も傷つきながら源流付近まで泳ぎ付いた鯉が龍に変化する伝説があるという。

牛とトラクター
豊作の出し物かと思っていたら、後ろにとろりとした表情の牛と、そこらにありそうなトラクター。乗っけちゃえ!という感じだろうか。

建設社会主義新農村
社会主義的な新しい農村とは何だろう。とりあえず、壁のような中華建造物があって、木があって、家があって…。まだ作成中ということでしょうか。

建設社会主義新農村
掲げられた標語の後ろは、リンゴ園として利用されている山林に送電線が。青森県に行ったら、これ、現実にありそうですが…。

走中国特色新型工業道路
物流は都市を支え、国家を支える。道路整備は日本の高度経済成長期を支えてきた。中国も、市場経済導入の混乱期を乗り越え、国家インフラを整えてきたのだろう。都市計画や道路計画のスキル、現場での建設技術と素材があるならば、発展途上国ではないだろう。

祖国万歳
祖国万歳、明日はさらに絶好調!世界中のどの国もかくありたいと願っている。

富強民主文明和諧
中国の未来は、豊かで強くて民主的で文明的で調和社会であるという出し物。モチーフに船を選んでいるということは、前途は航海のようなものと捉えているのだろうか。

和平友展
間合いやフォントなどがユニバーサルスタジオに似ている気が…。中国の平和のイメージです。

中国電信の出し物
中国の通信といえば中国電信。これは潔い。前面にライトアップせず数文字があるだけで、「読め!」という感じの標語は一切ナシ。

和諧社区
調和がとれた社会。それは、病院が中央にあること。

人口問題の出し物
中国の悩みのタネのひとつ、人口問題。確かに「基本国策だから、みんなで一人っ子政策を守りましょう」としか表現できないわな…。高い場所に据え付けられたモニタで人混みなどをたくさん映し出して、問題意識を喚起しておりました。

五輪に関する出し物
世界中で行われているスポーツ競技は、現在、ロンドン五輪を目指している。私たち日本人の東京五輪もそうだったのかもしれないが、中国国内において北京五輪のことは、あと何年も輝かしい歴史として登場することだろう。

スポーツに関する出し物
あの最上段は表彰台だろうか。階段を上って、あの壇上に立てますように、との思いがカタチになったのだろうか。じゃぁ、左側の波は何?とは聞かないで。

スポーツは健康器具で
だぁ〜っ!さっきのスポーツに関する出し物の細部をじっくり見てみたら、中国の公園に設置されている健康器具じゃないですか!ま、まさかこれで鍛えて最上段に上がれということ!?!?

伝統文化に関する出し物
中国の国土は大変広い。さまざまな文化や歴史がたくさんあるわけで、「これが中国の文化である」とはひとつにして出しにくいよね。確かに京劇は無難かも。

これは何でしょう?
なんだ、この偏った緑色の光線を出してる日没時の太陽は…、と思っていたら、なんとこれはあれだったのか!

百年大計教育為本
なんとこれは本だったのか。背表紙の部分が円形だから横からでは分からなかったよ…。ちなみにこの「百年大計教育為本」とは、「教育はすべての基本であり、良い人材が育つには100年の時間が必要」という諺である。

前門付近の出し物を見終えて
やっと一列を見終えて振り返ると、相変わらず光り続ける出し物と人民ばかりだった。一体、この中には何人いるのだろう…。

航空宇宙技術の出し物
二列目の観覧スタート、と思いきや一発目から強烈だなぁ…。航空宇宙技術の出し物は、確かに神舟でいいと思う。アメリカ、旧ソ連に続いて、世界で三番目に早く有人ロケットを飛ばし、三度続けて成功させている。実績面から見ても、アメリカに次いでいる国である。

科学技術の出し物
ななな、なんだこりゃ!土台がPCのキーボードで、上には…、丸底フラスコに顕微鏡、設計用の定規にコンパス、望遠鏡、DNAまであるぞ。これが昼間に「どや!」と天安門を通っていたのか…。

細部はこんな感じ
設計に関する道具のアップ。それなりに良くできていると思う。けど、なんか日本人にはない思い切りだよなぁ。日本人だったら製図したイメージを模様に使うと思うもの。

理科の実験
実験だ〜、実験だ〜。丸底フラスコで反応させている水色の液体は、かき氷用のブルーハワイ?よく見ると小さく試験管やアルコールランプが見える。理科の実験のイメージって日本人と同じかも。

キーボードの前に
通り過ぎようとしたら、ありました。標語が。語りたがるなぁ…。

これは何の出し物
白い本が乗っていて、いかにも中国という人たちが並んでいる。何だこりゃ。

大切な白い本
これは大切な本なのですね。大自然を背景にずらずらずら〜っと並べちゃいました。

社会主義法律体系
なるほど、社会主義の法律に関する出し物だったのですね。ということは、白い本は中華人民共和国の法律書ということですな。

人民大会堂
人民大会堂ということは、政治に関する出し物なのだろう。どうだ!という迫力。

エコに関する出し物
中国のエコ。右から花が咲いて、木々がいくつかあって、めかぶ昆布みたいなのが立っている。個人的にはあの無音の電動バイクを出した方がいいのでは?と思うのですがいかがでしょう。

油田!
油田が出てきたということはエネルギーに関する出し物だな。

エネルギー政策の出し物
エネルギーに関しては自信があるんだろうなぁ。コンテンツ数があるし、配置バランスもまぁまぁ。石炭の時代は苦労の連続だったけど、油田は見つかるし、風力発電も増えている。さて、資源が人口を上回るかどうかが問題ですな。

水庫
おっと、横からは見えなかったけど、前方に水力発電がついていた。中国は山峡ダムなど大型のダムをたくさん建造しており、豊富な水量を利用した水力発電を実施している。ん?一番左のタンクに「核」と書いていないか?

交通に関する出し物
センスはさておき、和諧号(中国版新幹線)、ジャンボジェット、コンテナ、道路上に車。中国の交通事情はこうなっております。

本物を背景に
本物の人民大会堂をバックに、法律の出し物と全人代の出し物を振り返って望遠で撮影。もはや意味不明の迫力が…。

赤い船はどこまでも
これは中国そのもののイメージだろうか。とすると、「私は真っ赤で、力強くて、お花も咲いています」と自己紹介してくれている。

人民解放軍の出し物
中華人民共和国成立後の人民解放軍の歴史と精神を表現しているのだろうか。スローガンに「勝利」の文字が見える。
※人民解放軍かどうか確定はしていません。確認中です。

牽引する者
月夜に照らされた戦う人々。苦難を切り拓いたのだと高らかに宣言しているようだ。

つぼみ
パレードの時に、このつぼみは花開き、中から人が出てきたようだ。これだけを見ると何だろうと思うが、そういう仕掛けなら納得できる。

人が立つ出し物
これも壇上のコーヒーカップのような場所に人が立っていたようだ。中央の炎は…、分かりません。ちなみに土台の先頭部分に切り込みがあり、ここから外の様子を伺っていたのだと理解。

労働者が導くという概念
おそらくこれは、社会主義国家を構成するために、最も大切とされる労働者を描いていると思われる。労働者と革命、解放。過去のことでありながら、事あるごとに登場するということは、いまだ中国国家思想の柱なのだと宣言しているのではないか。

労働者と収穫
右に描かれているのは小麦。それが収穫されて黄色い液体に!つまり社会主義革命の成果の一端が収穫されているということを示しているのか?とにかく労働者はがんばっているとのことだ。

労働者と中秋の名月
それでは、その労働者を格好よく撮影してみようではないか、ということで中秋の名月をバックに撮影。旧式のトラックとも相まって、なかなかおもしろい構図となった。片手に月餅を持ってくれていたら完璧なのだが。

総決算的出し物
社会主義世界の総決算的出し物は、やはり、闘争。共産主義社会には敵はいないのだから。

努力と方向性
さまざまな人が、ひとつの目標に向かって懸命にがんばる。それはよいことだ。だが、その目標の方向性も同様に大切なことである。

闘争の継続
白い人民の群衆の上には黄色い武器を持った男たち。武器を持って闘争を鼓舞し、進軍し続けた過去。いまは形を変えた闘争が継続中である。

八一の意識
人民解放軍の創設記念日「八一」の紋章を筆頭に人民たちは突き進む。この意識の塊は、これから西へ向かうのか、東へ向かうのか。それとも国内へ向かうのか。

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